釣具屋の爺さんと釣り師の攻防  おい爺さん! 水も目方かい

釣り師はめったな事で釣具屋さんを渡り歩くと言う事は御座いませんで、よほどのことが無い限り、なじみの店とは一蓮托生の間柄と成って参ります。 浪士様はこれまで2度ほどひいきの釣具屋さんを代えられています。余程の事でもなく、一軒は倒産の憂き目で、もう一軒は寄る年波の廃業と言うわけでありましてそれぞれ釣具屋…