ちょんまげサニー 二週連続 竿頭!
この人は、人呼んで 「ちょんまげサニー」
誰だ! イスラム教スンニ派のテロリストだろうと言う奴は。
「控えおろう」
このセクシーな 「サニー」と見えにくいが、ちょんまげが目に入らぬか。
決して怪しい人ではありません。だが見間違うのはいたし方ありません。ちょっと怪しいだけです。めったな事で、知らない人に噛み付く、いえいえそんなことはありません。
彼のサニーは、何年式か知りませんが、かなり古いものであるのは間違いありません。 とうにクーラーは壊れています。夏はとても熱いです。ヒーターも崩れています。冬はとても寒いです。その他諸々、大変ぼろんぼろんで、説明するのが怖いです。 いつ道路上でモニュメントになるか、それは何時起きても可笑しくないほどお年を召した古い車なのです。
釣から帰ります道すがら、何処で止まられるか私どもは気が気ではありませんから、そっと後ろを付いて行きます。
そんな、テロリ・・・・いやサニーの高下様は見事二週連続で竿頭におなりになりました。 竿頭 その日釣り場で一番釣果を上げた人をそう呼びます。晴れがましい栄冠です。
私などは、気の利いた魚に、竿ごと引っ手繰られて愛用の竿、リール
見事、新規の漁礁になってしまいました。 船頭に「誰に言うて行ったらええんかい?」と投げかけますと「ああ、今すぐ潜って魚に言うしかない」まともには取り合いません。
なんという落差。人生の悲哀を感じる一日で御座いました。
高下様は、今まで竿頭とは程遠いお位にあられましたが、二週に渡り見事な成績で、ようやくテロリストの頭目・・いや釣り師となられたのです。
おめでとう御座います。お祝いと共に、良いことをお教えいたしましょう。
冬の釣り場は大変吹きさらしでもあり寒う御座いますから、練炭を焚く携帯コンロを利用します。
「ちょんまげサニー様、冬は車の中に携帯練炭コンロを持ち込んだらいいよ。みんなやってるし、通の使い方は目張りをしっかりする事、これに尽きる」
「・・・・・・・・・・」