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備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

  釣り場は釣り師の巻き起こす喜怒哀楽に満ち満ちて・・・  さて 事件は釣り場の周辺で起こってまいります!

足を洗う釣り師!

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           雨が降ると花びらを閉じてじっと耐えている

 

 

 秋も頃合がよくなって気もそぞろになっているのは、ひとり釣り師ばかりではありません。渡船の船頭も、釣具屋の、[人間もうあきらめるか]と思っている動作の少し鈍った親父ですら華やいだ風なのは季節のなせる業でしょうか。 

 

 こうなりますと、俄然、上手の釣り師は足を洗ってまいります。

 

 釣り師の性、状況判断をするには五感を研ぎ澄まさねば成らないからです。海の中の状況は陸上の草花を観察すればおよその状況が推測できます。陸上を嘗め回すように観察します、そして五感を使ってそれは慎重に海の中をシュミレーションします。陸上の季節の移ろいは海中と同期しますから、釣り師にとっては五感は大切なのです。 経験の蓄積と五感情報から、第六感を働かせます。六感といいますものは、かなり具体的なのです。

 

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                台風一過、青空だ !

 

 

 五感 そうです、鼻の穴の掃除も大切です。 鼻くそほじりです。ちょっとした香りの変化を悟るために。

 

 そうです。耳の掃除も重要です。 耳の穴は良く「かっぽじって」いなければ成らないのです。鳥の鳴き声や風、波 聞き分けるために。

 

 そうです。 目やになどもってのほか、歯もよく磨きます。

 

 あこう浪士の出陣はこれで必須科目が整います。 いざ出陣!

 

 

 どんなに小ざかしく慎重に準備しても釣りは思うようには参りません。神様がいたずらをするのです。どんな名人上手でも「ぼうず」の憂き目に必ず合います。

 

 人間の努力など、神様はせいぜい7~8割の配当しか呉れません。10の努力で10の見返りなど暴利をむさぼるほとんど犯罪に近い配当です。農業や漁業 自然を相手の生業はこのあたり 7~8割 が落としどころ、2倍3倍など望むべくも有りません。もしあったとしたら神様が余程油断したときしかないのです。

 

 ストレス解消のために釣りに行く釣り師。思うように成らずストレスをためます。ストレス解消に釣りに行きます。 神様は何処までも無慈悲に人間をもてあそびます。

 

 浪士  「おはようご座います」

 

浪士様   「おう!何だそのざまは! 便所の10Wのようなしけたしまらない顔

       しやがって。そんなだから何時までたっても魚に馬鹿にされるんだ、

       鼻くそほじったのか?」

 

 浪士  「いえ、鼻水なんで固まりようが無くてうまくほじれません」

 

浪士様  「大き目のホースでも差し込んでおけ、ところで釣果のほうはどうだ?」

 

浪士   「釣れないので色々考えたんですが夜店で金魚釣りでも始めようかと・」

 

浪士様  「そうかついに 足を洗う気になったか。お前にゃあそれがいい・・

      ・・ ところでわしもくわえてくれんか?・・・・」