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備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

  釣り場は釣り師の巻き起こす喜怒哀楽に満ち満ちて・・・  さて 事件は釣り場の周辺で起こってまいります!

この秘策で釣らなきゃ何で釣る!

 

 

 そろそろ「メバル」の時期に入ってまいりまして、今日はそれらの道具、仕掛けなど手を入れております。

 釣りは現場で釣るのも釣りですが、こうやって思いをめぐらせながら手入れや仕掛けを作る釣りも楽しいものです。

 

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 仕掛けなどは、毎回少しずつ変化をしているもので、これは釣りが終わった時点で、課題や思い付きなど出てまいりますから、次の釣りは始まるもので御座います。決して当日だけが釣りでは御座いません。

 

 釣り場での釣りは課題や思い付きの実験場で、釣る事など、滑らかに事が運ばなければなりません。その為には周到な準備段取りというものが重要になってきて、本当はこれが釣りの大部分を占めるものです。

 

 釣り場の釣りはトラブルの宝庫でして、これにはすべての釣り師が翻弄されてまいります。その際、いかにあらゆるトラブルを想定していて、それに対する手立てを準備しているか、危機管理能力が問われます。

 

 釣り師の腕は、この辺が見られてまいりますから、油断はなりません。入念に準備をしてまいります。

 

 

 釣り師などというものは、随分と勝手のいいもので、課題を克服するための新しい試みを仕掛けに施してまいります。この新しい試みは、人類最強の思いつき、釣り業界最後の決定的思いつきと、それは強い独りよがりの思い込みになってまいります。

 

 

 これ以外に無い仕掛けを思いついた釣り師、さあ、 もうほとんど釣れた気分になってまいりますから、脳内お花畑、怖いものなどひとつもありません。

なんと着想の的を得て豊かな事か、やはり天はこの才を与えてくれたのかと、ひそかにほくそ笑むのです。

 

 このときの釣りはそれは良く釣れます。理想的な食い込み、百発百中入れ掛かり思いのままです。そして良い夢を見ながら、明日の釣りに思いをめぐらすのです。

 

 

 「さあ皆さん、押さないで静かにしてご覧ください。あれが釣り師といわれ、世の中の鼻つまみ者となっている一行ですよ」

 

「なにやら嬉しそうにしているのは、昨日秘策の仕掛けとやらを思いついて、気もそぞろになっているからです」

 

「表向き、にこやかなのですが、決して手の内の話などしません、お互い隠しています。はい、押さないで。 ぁ、石など投げたり、唾を吐きかけたりしないでください、怒りやすい性質の生き物ですから静かに眺めましょう。決して目を合わさないで」

 

 秘策を胸に明るい今日しか支配していない、至って軽い頭で釣り場に向かう釣り師。何処の神様がこのひねた罪深い一行を御作りになったのやら。

 

 

 思い込むのは勝手、誰のせいでもありゃあしません、己の技量と思慮の無さ、思い切り釣り場から跳ね返されます。大体世の中、簡単には思うようには参りませんで、大量に青菜に塩の釣り師一向が出来上がります。

 

 青菜は思います 「あれとこれがこうして」こうなったのだから、よし今度は・・・

 

 

 一度塩を振りかけられた青菜、ぴんとしたとは聞いた事が無いが・・・・・