備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

  釣り場は釣り師の巻き起こす喜怒哀楽に満ち満ちて・・・  さて 事件は釣り場の周辺で起こってまいります!

笑ってはいけません 釣り師は笑わそうとして事件を起こすのではありません

 

 

 秋も段々に頃合という事で御座いまして、深まりに向かうところで御座います。

釣り師といいますと、灼熱の太陽からは少しばかりのご容赦を頂いて、釣りに専念する事ができる時節と成りました。

こうなりますと硬派の夏場の太陽も恐れぬ猛者から、他人の顔色を伺いながらおこぼれに預かろうという極めて軟弱な釣り師まで、アリの巣から屋移りで出てくる一家のようにぞろぞろ這い出てくるという顛末に成っております。

 

 

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 もちろんどの顔も気力は充実、願わくば気の効いた釣果をという謙虚な奴はおりませんで、出し抜いてでもどうしてでも大漁をと思い込んでほくそ笑むのであります。

 

 まあこの薄汚れた一行、打ちひしがれるのにそう時間は要しません。もののこ半日すればほとんどの釣り師が打ちひしがれてうなだれるのです。

ええそうです実りの秋などと言うのが嘘だと身をもって思い知るのです。

ここで気を抜いたりあせったり、そのうち浪士様のブログのネタを提供する羽目と成ってまいるのです。

 

 浪士様は年間約40日の釣行でありまして、これが約30年、いままで1000~1200回あたりの釣行ということに成りましょうか。

このブログが約150話あたりですので10回に1回は釣場の周辺で事件が起こっていることになります。

 

 釣場の事件と言いますものはそうめったやたらに起こるものでは御座いませんで、一度海に落ちた奴は用心いたしますし、ズボンのチャックに己が身を食い込ませるなど、毎度ですと、釣場と言うのは血の海、阿鼻叫喚の悲鳴、地獄の沙汰もかくなるものかと言う事に成って参ります。

日頃は平穏無事に終わるものなのですが、気持ちの持続など難しくなった釣り師に神様がいたずらを仕掛けてまいりまして、哀れ予期せぬ不幸に涙すると言う事になってまいるのです。

 

 ある時このブログを訪れる人が急増いたします。未だ写真の大きさを加工できませんし、文字打ちなど相変わらず二本指に訳が分かるはずがありません。

やっとの事で理屈が分かったのは次の週という有様、世間では醜態とでも言うのでしょうか。

 ブックマークの欄というのが有りましてどうやらここに掲載されたらしいのです。

やってくれるじゃあないか「はてな」さん、多くの人に読んでいただけるのはうれしいのだが、仕分けが「おもしろ」に成っているではないか。

 

 これは少々意外な事でして、釣場で生じるやむにやまれぬ事情で心外にも海中に落下する悲哀を、焼きそばを食って歯にのりをつけた口で笑われているとは、中々に辛辣なことです。

 

 確かに世の中面白いのは、真剣にどじを踏むほどおかしいことは御座いません。しかし予期せぬ事情で泣きの涙に成った釣り師を笑うなどといいますことは、決して紳士淑女の嗜みでは御座いません。

 

 ほらほらそこの貴方、歯茎まで出してお笑いに成っておられる。戸締りと口の締まりは厳重に。

 

 とは言いますものの、釣場の事件をブログでさらけ出すのは、どこかで笑っている自分が有る事でしょうか。

 

 

 

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