備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

  釣り場は釣り師の巻き起こす喜怒哀楽に満ち満ちて・・・  さて 事件は釣り場の周辺で起こってまいります!

石田配達営業マンは目にパンダマークの黒いふちが・・・

春めいた頃より春が本番ともなりますと、釣り師は、がぜん活発にうごめきだしますもので、これがあの体たらくをかこった同じ人物かと見まがうばかりの働きぶりですから、死に体だとばかり思って棒切れで無造作につつくと、がぜんかみつきますから注意が必要…

アイムソーリー・ヒゲソーリー

「アイムソーリー・ ヒゲソーリー・あべそーりー」 「あははは・・・・」 「まだ言えるんで、なんぼでも言えるんで」 「アーメン・ソーメン・・冷やソーメン」 よしゃあいいのに面白くもなんともない駄洒落を、爺さんは吐き続けた。 そんな安土桃山時代に流…

ココ壱番屋のカレーの食べ方

いえいえ、この期に及んで食べ物の報告に方針転換してやろうなどとは思っておりません。食べ物の報告など数多くの人がなさっておいでの所でして、割り込もうなぞ大それたことは致しませぬ。 何しろ、しがない釣り師の出っ張ることではございません。 釣りを…

「御船の織」さんは今二つのことで悩んでいる

「御船の織」さんといやあ、昔はその界隈では知らぬ者などいない、ちったあ知られた遊び人で、お城からすこしばかり離れた所にあった結構な屋敷が人出に渡るくらいは遊んだ人だ。 「御船の織」の御船は、在所が御船町だから 織は苗字の一文字から由来してい…

「明けがらす」に取り付かれた釣り師の春は遠い

以前の記事で「十一」(といち)と「まばたき一」などと申します街場の金融についてた書いたところです。 お初の方にはわかりますまい、「といち」というのは十日で一割の利子が入用だということで、「まばたきいち」というのは瞬きを一回する間に一割の利子…

こんな私に誰がした・・!   新福山百景  その3

奇怪なるものこの世に様々存在するもので、自然のままに出来上がったものから、人様の手によるものまでこれはまた仰山のことだ。 今回は人の手にかかって奇怪な形にされた、世にも哀れな街路樹が存在するので世間様に、お目通り願うということでございます。…

釣り場に「浪曲子守唄」と「みつばちハッチ」が流れるとき

「おめでとうございます」 「見事大物を釣り上げられた吉田屋さんの栄誉をたたえ家紋の掲揚と家歌の斉唱を行います」 一同起立! 吉田屋さん張り切ってどうぞ! 「有難う御座います、我が家の家紋は誤算の切ではなく、(伍三の桐)であります。家歌は(浪曲…

ハズキルーペを掛けた釣り師はかく語りき

わかりやすいお話ということでございます。 人間年を取りますと体のあちこち不都合が出てまいりまして、こんな筈ではなかったにと思ってはみるものの、如何せん世間様の見えぬところでその醜態を悟られまいと、悪あがきをするものでございます。 年取って目…

波止場の忠兵衛の死

さて 釣春 と申しますが果たしてそんな言葉が有るのか無いのか、聞いたことが有るような無いような、誠にもって釣り師ごときのたわごと、お聞き流しの上、お笑いいただければ幸いです。 今年も誰が頼んだわけもなく春というのはやってまいりまして、一人 釣…

当てが外れた釣り師の「標準木」

梅が終わって桜、誠に春の到来ということでございまして、桜の開花があちこちで聞かれるようになってまいります。 ブログの中でも桜が満開、全国各地の写真が掲載されることとなってまいります。開花はずれがありますから随分長いあいだ桜を愛でることができ…

「こいみばし」をめぐる人民解放軍と南ベトナム民族解放戦線の攻防

人が多く住みます街の川は、本来の流れではなく用が済んで脇に追いやられ、川の流れが変えられたり 、生活排水などで汚れたままになり、なかなか顧みられないものでございます。 福山でも一時そのような流れは汚れ放題で、見るのも入るのもいや、人様の厄介…

「さんかべえとお」の横山君のことだ 筍をめぐるイノシシとの闘い

さて季節の到来ということでございます。 何がと申されるところですが、地中より筍が恐る恐る顔を覗かせるんでございます。 筍にしてみれば顔を覗かせたが最後、いつ人間やらイノシシに襲い掛かられて食われてしまうかもしれません、顔を覗かせるのは命がけ…

福山自動車時計博物館(新館)が出来たのだが・・・・新福山百景  その2

新しく出来上がる‥のは、様々どこでも何時でもあちこちあるものですが、ここ福山にも新しいものが春のつくしの如く立ち上がったのでございます。 新しく立ち上がったと申しましても、これまた古いものが忽然と立ち上がった‥のが福山自動車時計博物館(新館)…

新 福山百景  その1

さて 「新福山百景」 ということで世間様に多く知られているところは他人さまで能力のある方に紹介いただくとして、釣り師から目に映る福山の日頃あまり日の当たらぬ情景をお知らせします。 さて早速に写真をご覧いただきたい。 自分にすれば日頃見ている風…

将棋で浪士様に挑もうなんぞ100年早いわ !!

「近頃の若いもんは」 などという台詞をまきちらすのは、いい加減新しい才能を認めて収まるところに収まるべきなのに、枯れすすきになりそこねたじじいの台詞でございます。 何も心配せんでも新しい才能は湧き出てきているものでして・・、というわけで今脚…

仕事師の大塚君は鬼びっくり饅頭の鬼を作ったんだが

数々戯言を書き連ねたところで、はて あのことは書いたかどうか自分でも分らぬ事と成って参ります。 これはいかぬということで一念発起読み返すこととしたので御座いますが、これがいけません。 何しろ最初から読み進めようとしたのですが、恥ずかしき事の数…

「なんの・・これ・しき・・」

「なんのこれ・・し・・き・・むむ・・・・」と思ってはみるものの・・・。 それは50センチばっかりの真鯛が針がかりしたときのことです、大方これは真鯛のそこそこサイズだろうと見当をつけたところで、さていつもの手はずどうり取り込むか、と思ってはみ…

三百代言と「あこう浪士偽弁護士事務所」

世に様々仕事などあるところで、真っ当なのからかなり如何わしいのまでそれは多様に取り揃えてございます。 釣り師といいますのは職業ではございませんで、魚を獲る事で生業をなすのはこれは職漁師の領分、釣り師といいますと魚を釣る事に他人様よりよほど固…

「勝馬」の爺さんの競馬予想

同じ釣りをするにいたしましても、そこは上手と下手ということでございまして、衆目の納得するところで、容赦なく分けられるのです。 これは釣りに限った事ではありませんで、何事も上手、下手の仕分けが行き届いております。 上手と言いますと最初からそう…

はみ出す漁師と細める横ちゃん

魚を獲る獲りたいというのは、大古から人間様々苦心に苦労を重ねたところで色々手段を編み出して参ります。 川を堰って水をかい出す、泳ぐ術無い魚を捕まえる、潮の干満を利用してくぼみから逃げ遅れたのを捕まえる、この辺りが魚を捕まえた最初の手段であっ…

お山は逃げんでのう、惑うのは人間ばかりじゃ

ここ福山は瀬戸内海の真ん中辺り、大阪と九州方面から満ちの潮がぶつかるところで、これが引きの潮とも成りますと正反対にそれぞれの方向に逆戻りするのですから、ここはまさに真ん中近辺なのでございます。 この真ん中近辺といいますのは案外厄介なもので、…

木俣さんの釣場の弁当

釣り師の朝は早いと言うのは相場が決まっております。 世の中ではそんなに役にも立たぬのが年甲斐も無いところで浮かれているんだろうと、お思いの向きもあるところ、確かに浮かれていないとははっきり言えない所が情けない有様なのですが・・・ 魚を釣りま…

スーパーカブと亀の子たわし 小母さんそれは幾らなんでも・・

なんとも驚くと言うのはあちこち転がっておりますもので、己が体験しておりませんでも人様が見聞きした中にも大層驚くことがあるものです。 年明け、どうにも髪の毛を始末せんことには後ろ髪が五月蝿くてかなわない、髪の毛の始末ばかりのところに足を引っ張…

牢名主と若頭、ふんどし担ぎで成り立つ釣場

いま少しの辛抱をと言う季節になってまいりまして、魚も人間も活性が上がるまでにはあとわずかの日数を数えればと言う季節になってまいりました。 世の中そりゃぁ活気が有るに越したことは御座いませんで、しょぼくれた湿っぽいところではいかにも貧相でいけ…

釣りをじゃま立てする「三匹の爺」

日常と申しますのは、有る物が有るところに収まって波風が立たぬことをいうのでありまして、これに何かが無くなったとか突然何かが現れたりいたしますと、風雲急を告げたところで違和感に世間が騒ぐので御座います。 冬場の手慰みに竹竿を作ろうと手下共と伐…

「侘助」の釣り師

「寒椿」と言うのは白い雪の中で凛としたたたずまいが健気で、好きな花の一つだ。 どうした訳か子供の頃寒い中でも清楚というよりも存在感の有るその花の前まで行くと、がさつな身でも思わず足を止めて見入るぐらいの力は持ち合わせているので、それは不思議…

もう勘弁してやってはどうかい!

さてお立会い、何の変哲もない一枚の写真此れがどうしたと怪訝な顔をされるところですが、此れがどうこうするのですから世の中退屈はしないように出来ておるところで御座います。 さてこの車、何処にでも転がっていそうな古い物ですが、これがそんじょそこら…

猫寄せの久良やんはかく語りき! 墓暴きの顛末と言い訳 (2)

(後編)日本史が変わる!飛鳥時代の吉備の中枢は福山(猪ノ子古墳・吉備国守墓説)。 考古学の権威であった岡山大学の故近藤義郎名誉教授が、新市町の尾市古墳を見学されたとき「おかしい・・・」と言われたことを、案内した知人に聞きました。 福山北部地域…

猫寄せの久良やんはかく語りき! 墓暴きの顛末と言い訳 (1)

(前編)吉備の歴史が変わる!中国地方最大の飛鳥時代の王墓墳「猪ノ子古墳」。 はじめてお目にかかります、久良(くら)でございます。このブログを楽しみに読まれている方々に、あこう浪士さまのブログジャックをしましたことを、心より深くお詫びする次第で…

感想文・反省文に起請文、懺悔せよと釣り師に迫ったのだが!

寒さも厳しくなったところで釣場も閑散といたします。釣り師などといいますのは粋がって釣り場に赴く者と、だんまりを決め込んでもっぱら頃合を計り気候がよくなるのをひたすら待つという奴に分かれて参ります。 どちらも今釣るか後ほど釣るかの違いで御座い…