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備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

  釣り場は釣り師の巻き起こす喜怒哀楽に満ち満ちて・・・  さて 事件は釣り場の周辺で起こってまいります!

釣り師も広島カープを応援してきた!

 

 

 秋が最中と言うところで御座いまして、釣り師も忙しい事と成って参ります。

今年はどういうわけか雨が多いところとなっておりまして、こちらの都合は押し付ける所が御座いません、腹立ち紛れにお天道様をうらむと言う事に成って参るのですが、所詮天気を変える能力など持ち合わせぬ釣り師は、やはり泣く子とお天道様には到底かないません。

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 そんな折であります。広島カープのリーグ優勝、CSの勝利と続くのですから少々いらだちはまぎれるところ、わき道にそれたところの話題で時をやり過ごそうと言うわけになるのですから、釣り師としたら情けない事となって参ります。

 

 25年ぶりの優勝はうれしいところですが、これは珍事であるからとりあえずは祝おう、今度の珍事は又25年先だろうと言う人も有って、首筋につめたい風を感じる事となります。

釣り師の中には大変野球が好きで、カープに一方ならぬ思い入れをお持ちの方もおいでです。

 

 田島さんなどはおよそ一軍の勝ち負けなどは眼中に御座いません。もっぱら2軍の試合に固執しております。

何でも、来年再来年ともっと先がどうなるか心配なところで戦力を細かに心配するところと成って参りまして、これにドラフト等も多いに関係して参りますから、釣りに二軍にドラフトと休む暇など御座いません。

 

 様々応援の形などあるところですが古参の長年応援しつづけてきた者としましたら、球場は新しくなって、応援なども随分昔と違うところでおいそれと今の形には乗れない、昔を懐かしんでまいります。

浪士様など昔は市民球場によく通ったものですが、どうも昔の観戦と今の観戦では質が違っております。それがどうにもなじめない事となって、いまではTVかラジオがもっぱらと言う事に成って参ります。

 

 遠い昔のある日の観戦、応援団の振り回す旗が哀しげにはためくところ身体に当たって参ります。大したことではないにしても済まぬの一言でも有ればよろしいのですが、これが気のつかぬ風、その上この応援団皆に同じ様な応援を強制してまいります。

 

 冗談では御座いません、何が哀しくて人様と同じ様に踊らされねば成らんのかと、この頃からで御座います、こいつらと一緒のところで応援などできぬと思い始めたのは。

 

 遠い昔の少し前の昔と言うところで、市民球場は2~3千人の入り、今の騒ぎを見ますと隔世の感があるところです。

当時の観戦は今と違い、囲いの中の逃げ場の無い選手に気の効いた野次を飛ばすのがもっぱら主流で御座いまして、日頃の憂さ晴らしに選手を餌食にしてまいります。

 

「おい田淵!お前直球ねらいか、馬鹿め次はカーブが来るど! 腰うひくうせい」

 

「左の肩が開くんが早い、見てみいコーチが怒っとろうが、ベンチに帰ったら怒られるど」

 

「お前腹がへっとるんか!うどん2~3本やるけえここえ来てみい」

 

などなど、逃げ場の無い選手にカープうどんをすすりながら、ビールを飲みつつ何処までも無責任に言いたい放題なのです。当時は野球の細かいところまで知りつくした観戦者の多いところで、痛いところを突いて動揺させようなどと画策して参ります。

何しろそうでもしなければ勝てないのですから。

 

 客の入りの薄い時代でしたから、野次の声はよく通るものでして、試合が進むに連れてご他聞にもれず負けていますので辛らつな声が飛び交って参ります。

 

「おい田淵チャックが開いとるど、粗末なもん振り回すな!振り回すバットが違うじゃろうが」

「おい! 田淵 足元に100円落ちとるど」

 

それでもやはりカープはどうしようもなく劣勢なのです。

 

「おい! 田淵 スナックあけみの(かおりちゃん)あれからどうしたんじゃ」

「おまえ今日は腰がふらつい取るど、さては・・頑張るところが違おうがい」

「おい田淵、お鮨食べに行かない?とか言いおって、かおりちゃんはお好み焼きがすきなんじゃ馬鹿め、今度口説く時は肉玉蕎麦で口説いてみい」

 

どうやら飲みに行ったスナックに行き合わせたうちのスパイが一部始終を聞き耳立てたらしい。

早速野次に利用はしたがやはり弱いものは弱かった。

 

 

 最近は応援も様変わりしたところで、当時の当意即妙な野次など欠片も無いところだ。

どちらの応援がいいかと思うところだが、同じ振りで体力勝負の今の応援よりも当時の頭を働かせる応援のほうが懐かしく面白かったとは思う。

 

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