備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

  釣り場は釣り師の巻き起こす喜怒哀楽に満ち満ちて・・・  さて 事件は釣り場の周辺で起こってまいります!

2014-01-01から1年間の記事一覧

ブログ元年 今年は有難う御座いました。

ブログを始めて4ヶ月、長期間に渡って文章など書いた事など無い身からすればすべて手探りの事でした。 星を付けていただいた人、コメントをいただいた人、読者に成っていただいた人、それは、励みに成る事でした。文章を書く作業は孤独なものですが、その作…

短足の船頭の天候予測

年の瀬と言う事に成って参りますと、どちら様も気ぜわしくていけません。釣りも年内は、あと一度と言う事になってまいりまして、最後ばかりは、はかばかしい事になってまいりたいと思うのですが、こればかりは現場に行って見なければ分かりません。 何事も「…

少々足の短い船頭の海水の飲み方

釣り師といいますものは釣り場まで運んでもらわねば、世の中では何の役にも立ってまいりませんから、ただの無用物ということに成って参ります。 この釣り師を釣り場まで輸送するのが船頭で御座いまして、今日もかなりくたびれた船で運んでまいります。 この…

パブロフの金魚と釣り師

釣り師が魚などを飼っております。今まで数々の殺生の罪滅ぼしに養殖でも始めるのかですって?いいえ、そんなことではありません。 飼っている魚を釣るのか?そういうことでもありません。 金魚を世話できないからと、子供から引き受けましてな。よくある話…

「漁業と農薬」あるいは「漁薬」

久方振りに顔を見せた山ちゃんは、入ってくるなり「いけんわい!」と吼えますから、日頃弱音をはかない姿を見知っているこちらとしても、それは困るのです。 この男は余程困っても、いつもあっけらかんと困っておりまして、陸に住む我々ですと困った時にはど…

旅する釣り師

釣り師とて旅の一つや二つするもので御座いまして、釣りばかりに呆けているわけではありません。釣りで遠出の旅なども有りますが、純然たる旅も人並みにこなして参りますから、普通の人より一寸異形であるだけで、後はいたって普通で御座います。 とは言いま…

昔あんたがくれた釣り竿じゃ!

釣り師と申しますものは、世間様からは少々の変わり者と、格は付けられておるもので御座いますが、その中でも変わった人など数あるものでして、世間様からいぶかしがられてまいります。 釣りは道具など使いませんと成り立ちません。浪士様が釣りを始められて…

道楽者の「波動釣法」と釣り師

良くしたものでして、魚と言うものは釣り師の気配を悟っているのではないかと、思う事があります。 釣り師の側からすると気力充分、集中力のある時とんと釣れずに、竿を置いて気を抜いたときに竿先が絞り込まれるという経験をよくします。 たまたまそうなっ…

討ち入りしてみるか!

さて、ブログ101日目となって、お日様が西から上がる訳でもなく、そこいらにある、ありふれた日和で御座います。 なにかこう新しい趣向がないかなど、詮索をしております。 この寒さと言うのは浪士様にも人並みに堪えてまいりまして、老骨に響いてまいり…

ブログ日数100日 記事101 で釣り師が思う事

なんだかんだの事で、ブログ日数100日になりました。 記事の数101、よくもまあネタのほうが有ったものだと、我ながら関心する事だった。 書いてきた釣り場の周辺では、そう毎たび事件は起こりませんから、それだけ長きに渡って釣ってきたと言う事だ。 …

鮮やかに事を成すということ!

昨日異名をとる人のことを書きましたら、近しい人から様々お話がありまして、それぞれ世間様にはいらっしゃるようで御座います、業界ごとの猛者が。 さる鍵屋の親方、なにやら妙な工具を取り出して、巧みに鍵を開けてまいります。 何がどうなっているのやら…

異名を取る釣り師

何につけても物事がよどみなく進みますのは、気持ちのいいもので御座います。端から見ておりましても、何の違和感も無く事が進みますと他人事でも安心するもので御座います。 釣りをしております。眺めております。 よくある光景でしてまさに釣る馬鹿、見る…

「おっとっと」と 釣り師!

釣り師と申しますのは魚を釣ってまいります。あくまで魚を釣るのであって、決して自分が魚になろうとすることではございません。 かなりお年の釣り師がおりまして、渡船場に現れてまいります。年はとっても貧乏神が執り付いたように、釣りの誘惑からは逃れら…

備後あこう浪士 討ち入ります!

本日はあこう浪士、晴れて討ち入り決行の日だ! 取り立てて刃物を研ぐわけではありません。研ぐのは大人気ないやり口の、たこ泥の野朗に向けた牙だ。 たこ籠の始末、人を帰り観ない自分勝手な奴に対する行儀で御座います。 犯人は犯行現場に必ず帰ってくる。…

「音もなく忍び寄る音」と釣り師

この世に不思議な「音」が御座いまして、それは「音もなく忍び寄る音」と言う「音」なのです。 若い頃でありましたが、お寺様の本堂をお借りして落語会を催してまいります。その会のお手伝いを末席でしたことです。 数度の事ですから、東西の名代のお師匠さ…

さあ!占ってもらおうじゃあねえかい!

世の中には不思議と言いますか、面白い事は転がっているもので、これだから人間やめれれません。 もうこれで出尽くしてお終いだろうと思っていても、知らぬ事のほうが多いものですから、色々出てまいります。 近所のDPE屋さん、最近ではトンと上がったり…

仕事中に釣りのことは考えるが、釣りの最中仕事の事は考えない

昔から釣り人といいますものは、現役を退いたご隠居の道楽か、はたまた世捨て人、それにガキの遊びと相場は決まっておったので御座いますが、近頃では現役バリバリのお人が大勢たしなまれます。 むしろ今では現役の方のほうが多く、それは勢い良く釣りをされ…

超音波集魚器と釣り師の反省

人生遮るものなどあるものか、何はともあれ蹴散らして、とは思うのですが自然相手の釣り師と申しますと、これは天候の事など有って,思うようにはことは運んでまいりません。 雨風あられ、これに雷でもお膳立てされるとこれはお手上げ,すっかり干上がる陸の河…

教えてやるから、魚捌いてくれ!

差し上げた魚を喜ばれる事は、これは嬉しい事です。 最近では魚を捌かれる方が少なく、浪士様は釣った魚を釣り場で、丁寧に下処理をして差し上げます。 先日も腰をかがめて下処理をしております。若い衆が声をかけてまいりまして、かなり細かい釣りに関する…

釣れるから釣りに行かない、釣れないから釣りに行く釣り師

昨日は釣りで御座いまして、細々と営業してまいりました。 先週の寒さには鬼瓦のような顔をした船頭も根をあげておりまして、客足の鈍さに泣きの涙、つい弱音を吐く有様。なんでも世を儚んで「営業を止めようか」などとほざいてまいります。 船頭! あまい!…

選挙と釣り師 あんな大人になっちゃあいけません

ぇ~世の中は選挙などと申しまして、気ぜわしい年末だと言うのににぎやかな事で御座います。これなど忙しく切羽詰っておりますのは「先生」と呼ばれる人だけでありまして、大概の人は切りのいい年末までにと、あくせく致しております。 浪士様は選挙の時にな…

どれどれ爺さんと年金の釣り

どれどれと割り込んでくる爺さんは、それはなかなかにしぶとい爺さんでした。 釣り場といいますのは多様な人がおりまして、若い人から年寄り、初心者から上級者、様々で御座います。こないだは、釣り方の本を見ながら釣っている人がありまして、釣れる訳は無…

野良猫「トラ」と釣り

その野良猫を「トラ」と何時とはなしに、呼ぶようになっておりました。 トラは随分と大柄な猫で虎模様、散々つらい目に合ったのでしょうか、人に気を許すと言う事はありませんでした。 子供の頃はトラと、田舎道などで出くわしますと、その凶暴で狡猾な顔相…

馬の角と釣り師

日増しに冬らしくなってまいりまして、冬の釣りに向けた道具などの繕いをやっております。今年はかなりの不漁だった為、何か手立ては無いものかと思いながらの事です。 いつも都合よく思うのですが、特効餌か特段の能力を神様が授けて下さればと・・・ しか…

子供の頃の懐かしい釣り

今は海の釣りで、淡水の釣りは子供時代からは、かけらもやっていない。 どなたかの説に、「賢者は川で釣り、知者は海で釣る」とあったが、そんな上等な釣りは毛頭意識したことも無いし、かなり傍若無人な釣りを繰り返している事だ。 子供時代をすごした田舎…

大いなる勘違い  遠征すれば釣れると思い込む釣り師

釣り師と申しますのは妙な生き物で御座いまして、この妙なのが何処にでも生息しております。 この生き物、釣り場など決まっているようで、あちこちいたるところに移動出没いたしますから、節操などと言いますものは、ほとんど御座いません。 別に戦場から持…

タダより安い魚があるんだそうだ

船頭の船、最近やけに船足が速い。さては相当厄介ごとでも抱えて、釣り客はそこそこに、立ち回る算段でもしているのかと思ったのだが。 事はどうやら単純で、船底に付いたフジツボなどを綺麗にしたため、早くなったのだった。船底のフジツボなどの汚れは、大…

止めてくれるなおっかさん 12・14日 あこう浪士討ち入りします

売られた喧嘩、程よい年になりますと鼻で笑って心で泣いて、大概の事はやりすごすんで御座いますが、これはどうにも勘弁ならねえ、大の大人があんまりに行儀が悪すぎる。 事はこうだ、釣り場にほんの手慰み、かに籠などを沈めておりまして、船頭の許可の下、…

この秘策で釣らなきゃ何で釣る!

そろそろ「メバル」の時期に入ってまいりまして、今日はそれらの道具、仕掛けなど手を入れております。 釣りは現場で釣るのも釣りですが、こうやって思いをめぐらせながら手入れや仕掛けを作る釣りも楽しいものです。 仕掛けなどは、毎回少しずつ変化をして…

「建さん」そりゃぁ漁師じゃあない! 釣り師だ

遅くに帰宅して、一杯引っ掛けておりました。テレビの画面には先日無くなった高倉健さんと田中裕子さんの、辛らつな話の映画だ。 高倉健さんの映画と言えば、私の世代は番外地であり残侠伝で男を磨いたもので御座います。映画館を出ると、そこはいっぱしの渡…