おい「はてな」ちょっと来い! 地元発見伝だと・・
なんだなんだ、このお題の出し方は。趣向を変えて変化球で来たな。
へなちょこ野朗だとは思っていたが、よっぽど困ってこの様か。ひとさまのお力にすがって ああ惨めだねえ、人間誰しもこうはなりたくねえもんだ。
なあ「はてな」そんなに困ったら、人様にお助け願う前に俺んとこへくりゃあ只の千円でも貸してやるのに。
それにしても、コラボ企画だのと共同を装っているが、下請けじゃあないのかい?今回の企画は。 「はてな」従業員の働きが思わしくなかったらこうなるわな~。大体コネや、裏口入社で集めた弱そうな奴ばっかりじゃあねえのかい?これじゃあ会社も傾くわい。
おい「はてな」お前ら個人瓦版の取次ぎ業は個人から見放されたらお足の10円も入っちゃあこないんだ、個人様にちったあ愛想の一つもするもんだ。人間お互い様の間柄で成り立っているんだ、芸の一つや二つやってみな。それが出来なきゃ、盆暮れの付け届けぐらいは考えるもんだ、今年の暮れあたりからは考えろよ、待ってるからな。
さてとお題は「記憶に残る風景」か・・・・困ったな・・・
実はな、探したが思い出せねえんだ、その位置が。記憶には確かに残っているんだがなあ。おい「はてな」何とかなるかい? だめか!
よしじゃあ話してやろう。小学生の頃の話だ。通学には4Kの道を往復だ。大変だろうって? あのねえ子供にとってこの道のりは楽しいものよ、何しろ遊ぶに事欠かないし、山葡萄だ鉢巻イチゴだあけびだの、そりゃあ盛り沢山。川に入ったら家に帰るのはいつも日暮れよ。どろだらけで家に帰りゃあ待ってるのは拳骨だ。
いけねえ本題だ。
その日同級生のわーちゃんと二人で帰っておった、当然遊び呆けて居ったのだが、わーちゃんが小便がしたくなった。最初は草むらあたりにかけておったのだが途中から何を思ったか小さな小屋の土壁にかけ始めた。どうやら土壁に穴を開けて住んでいるどろ蜂を苛める算段らしい。
どろ蜂にしたら迷惑な話よなあ、平和な家庭生活を営んどるところに小便だ。 話の核心はここからだ。 怒った蜂がわーちゃんの大事なところを刺しよった。激痛が走って泣く喚く、どうにかせんとと思っていてふと気が付いた。
「おい出してみー」
「・・・・・・」
「蜂に刺されたらアンモニアがええと先生がゆうとった、出してみ」
「ほんまか?」
「おお今から小便をかけてやる、アンモニアが入っとるからな」
蜂に刺された大事なところに、しっかりたっぷり治療を施してやったのだ。もちろんわーちゃんはおとなしく神妙な顔で治療を受けておった。
その夜わーちゃんのお袋が「今日はありがとうね」とお礼にやってきた。その顔には言葉とは裏腹に「このがき、うちの子になんちゅう事をしてくれた」とはっきり書いてあって、それは横を向いて知らぬ顔をするしかなかった事だ。
どうだ「はてな」こんな具合だが写真の一つや二つ算段してくれんかね?何でもいい適当に見繕ってくれ、おいそこの窓際のひょろ長いメガネ、お前何とかしろ!
なに「偽装は出来ません」だと!
仕事が出来んくせに、此れくらいの事も出来んのか・・
バケツ持って立っとれ!